人生100年時代における資産形成
4/12 金融庁レポート
高齢者世帯の平均所得が欧米主要国よりかなり低い➕日本の年金の所得代替率が低い
高齢者の所得の内訳では労働所得の割合多く、資本所得の割合が少ない。
60歳以上の夫婦のどちらかが95歳まで生きる確率は5割弱あります。
しかし、現役世代の収入は過去20年減少傾向にああるのです。
日本の家計貯蓄率は2.6%、経済協力開発機構で調べた結果は平均4.8%です。
高齢者夫婦の世帯の金融資産額を見ると3000万円を超える世帯と450万以下の世帯が増えており、老後の資金のたくわえが二極化しています。
アメリカと日本の運用リターンの差が大きく影響している。
1988年以降
アメリカ→2.7倍、日本→1.4倍と資産が増えています。
この差は、
米国では効果的な資産形成が行われているが日本では行われていないことが挙げられます。
何故なら、日本人は銀行預金、定期預金、保険の比率が大き過ぎるのです。
最大のリスクは、
自分が生きている間にお金がなくなる事であり、銀行が倒産する事ではないはずです。
リターンがないという事が最も恐ろしい貯蓄預金でしかないのです。
では、何がいいのか?
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iDeCoは一定の制限がある、My own 年金。
将来の為の虎の子なのでわざと60歳まで引き出せないようになっています。
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多い人は今までかけてない人の場合が多い。
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所得として課税されない。
特別法人税の停止措置2020年3月にリニューアルが望まれる。
積立NISAは柔軟に利用できる。
少額の金額をコツコツと積み立てる。
年間40万円
運用益が非課税
年金の知識
賦課方式←Aさんが納めた年金がBさんに払い出されている。日本だけではなく、海外の年金もこれをやってしまっている。
が、制度変更は難しいので、DCを接木していく。
積立方式
確定給付年金…決められた給付
現役世代の何パーセント位にするか?で決める、!代替率は下がっていく。
確定拠出年金…積立てた金額がもらえる。
個人型DCで公的年金を補う手法はグローバル・スタンダードです。
複利プラス積立は非常にパワフルな財産形成になる。
ウォーレンバフェットはスノーボウリングと呼んでいます。
少額からスタートすることにより雪ダルマが大きくなっていきます。
定期的に積立ていくということはパワフルな効果を生むので強制的に支払う環境を作る必要があります。
ローコストな金融機関を選ぶ
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から始めてみる。
欲張りな人は全米型、臆病な人は全世界がお薦めです。
どちらもベースはバンガードが基本となっているので信頼できます。
為替リスク問題は?
1989年に投資スタートしたとすると、為替リスクを考えてもアメリカ株は16倍、日本株は0.96倍にしかなってない。
トータルで考えるとアメリカの方が良いのではないかと思う。
全ての枠を埋められたら、初めて、個別株に移動する。
この部分は別腹、つまりデザート部分にあたります。
バンガード米国バリューETF(VTV)
米国大型バリュー株をフォロー
ここに組み込まれている銘柄を個別で選んでいく。
配当貴族銘柄
25年間増配している個別株を狙っていく。
このような順番で投資を考えていくといいと思う。
暴落が始まるまで待つのではなく、今すぐ始める。
暴落がいつ来るからは誰もわからない。
暴落がずっと来ない場合、早く始めた人の方がお金は増えている。なので格差は広がってしまうので一日も早く始めるのをお勧めします。
忘れてはいけないこと
他人の意見を聞かない。
システムトレードにする。
一回セットアップしたら、年金部分は弄らない。
これが年金貧乏にならないための注意事項です。
広瀬隆雄氏より